2015年4月25日土曜日

資格取得の中でも書道師範が1番ラクな理由とその具体的な方法

たった1年弱で書道の講師(師範)の資格を取得して、いまでは数十人の子供たちを教室で教える、私の門下生が書道の講師の資格の取得について書いています。(女性です)




資格と言ってもいろいろあるのですが、

①花嫁修業のひとつとして持っておきたい
②将来の子供の学費が気になりだした
③家にいながらにして収入になるもの
④しかも、ある程度フレキシブルに時間を決めることができるもの・・・

これらの条件にぴったりと当てはまるのが「書道の師範」です。

さらにこの書道の師範は、短時間で高収入が見込める資格なのです。

実際に私は5年前に書道の師範になりました。子育てが忙しかったころです。もっと子育て前から始めていればと後悔しています。そうすれば、もう少しラクに生活ができたのでは・・・と。


書道師範の資格を取っていたおかげで、いいこともありました。
私の息子は、私が師範として小学校の頃から教えていたので、書道の大会では金賞を取ることが多かったです。

自分の子供に教えられる・・・っていいものですね。




なぜ習字じゃなくて書道なのか


書道(習字)は、『親が子供に習わせたい習い事』のランキングで必ず上位に入っています。



親の願いとしては、

・字がきれいな子になってほしい
・集中力を養ってほしい
・礼儀作法を身に付けてほしい

など、むかしからその理由は変わらないようです。

子供に習字を習わせに行かせる人が多いのもうなづけます。


また一方で、自分自身で書道の資格をマスターし、自分が書道師範になった時には、この願いを叶えることも可能です。だから書道をマスターしたほうがいいのです。

書道師範としての仕事の最大のメリットは、教える立場になったときでも自分の子供にも接することが出来ることです。

個人的にも、私は書道師範はオススメの資格だと思っています。



書道のマーケットはけっこう広い

教える対象の生徒は、子供に限らず大人にも教えることができます。

最近は「和の習い事」のブームで、大人の教室もたくさん増えてきています。ちょっとしたブームになってしるんですね。

また、年齢層も20代から70代と幅広く、最近では書道を習う若い男性も増えているようです。


大人が書道を習う目的は、

・師範の取得(これはもちろんですが)
・手紙をすらすらと草書で書けるようになりたい
・自分の創作作品を作りたい
・いつか展覧会に応募したい

など趣味を満喫したいと思っている方も多いようです。



書道師範になった折には、「自分が教わった内容と同じように生徒に教える・・・」と思えばいいです。

教えることは意外と簡単です。私はいまでもそうしています。

生徒さんの数も安定してきているので、教えながら学んでいくということも加わってきています。


習い事の教室は、ほとんど口コミで広がるので、上手いかどうかよりも、誠意をもって一人一人に応えてあげているか、子供が楽しいと感じているかが重要です。

少し先の話しになってしまいましたが、書道教室を開くということも、思っているほど難しいことではありません。



書道師範の資格の取り方

では、書道師範になるにはどうすればいいのでしょうか? その前に師範とは何でしょうか?


技芸や学問を教えることができる人を「師範」と言います。

そして書道の場合は、その教える内容は流派によって分かれています。流派とは、それぞれの集団の流儀や様式の違いのことです。

流派ごとの授業内容で流儀や様式をしっかり教え、師範を増やして継承します。

師範になるには各教室や学校の認定を受ける必要があります。認定は流派ごとに基準が違いますし、師範になるまでの期間も違います。

師範の認定をもらうと、その流派の看板を背負って教室を開くことが出来ます。



つまり、師範の価値は流派の内容によって変わってきますが、日本舞踊や茶道のような大きな流派ではないので、それ程の差はないと思っていいです。



昇段試験について

将来、教室を開いた場合に必ず行う級や段の昇段試験についてお話しします。

教室だけの試験の場合は、そこの先生から「○級に進級です」と言われるだけです。

流派の人数が多い場合は、毎月発行される冊子があり、それぞれの試験結果が掲載されたりましす。

これは知らない人と競い合うことになるので、自分のモチベーションがアップし、同時に進級の価値も上がります。

ひいてはそれが教室の価値でもあり、いわゆる「宣伝」にもなるのです。

発行される冊子を見て、親が教室を決めたりしているのも実態です。



もちろん、それが一番重要なことではなく、良い教室というものは口コミで広がるのです。つまり授業内容が重要です。

師範を取ることだけを目的とするなら、案外簡単に取れる教室もたくさんあります。

師範は技芸や学問を教える人と先に書きましたが、社会的な地位はまったくありません。ほとんどイメージのようなものです。書道師範とは。

実際に私も「書道師範です」と周りに言うと、ほとんどの方から「凄い!」と言って頂けます。しかしどんなに言われても教え方が一番大事です。



書道教室の選び方

質の高い授業を行っている書道教室で学び、さらに短期間で書道師範の取得ができるのが理想ですよね。

質とは、目的に合わせた授業の内容です。他の教室にはないカリキュラムを取り入れ、深く書道の知識を学べる教室がいい教室と言えます。

短期間であればそのぶん授業料も節約でき、後は自宅で空いてる時間にどんどん練習するだけです。

一般的に師範取得は10年かかると言われていますが、中には2年で取得できる学校形式の教室もあったりします。

その内容も圧縮したような濃い内容になっています。書道師範の資格取得は、長い時間をかければいいというものでもありません。

このような教室は、ほとんどが大規模な学校形式のものです。



書道教室の授業の内容

古典の基礎から学ぶのが望ましいですし、古典にでている文字を書けるようになれば、どんな作品でも出来るようになります。

そもそも書道は中国が起源なので、その頃の名書家の作品を習い、臨書と言ってまったく同じように真似て書く練習が非常に重要なポイントです。

どのように筆が動き、墨継ぎはいつするのか、呼吸はどうかなどを学ぶことで作品を観る力を養います。



中国の古典には素晴らしい書家と作品がたくさんありますが、それも書道を習った人にしかわからない素晴らしさなのです。

中国だけではなく、日本の名書家の作品も素晴らしいです。

日本の名書家と言えばやっぱり空海です。

その他に橘逸勢・嵯峨天皇の三人が三筆と言われていました。空海の代表作と言えば現代の手紙に似た『風信帖』(ふうしんじょう)という作品があります。



なぜ凄いのか・・・
同じように書くにはどうしたらいいのか・・・

などを考えるのが古典の作品の楽しさです。

書道を始めるならぜひ古典を深く学んで、年齢の幅を広く教えられるようになったほうが、これからはいいでしょう。



通信講座というもう一つの選択

結婚前の準備でコツコツ学びたいとか、今は会社員で書道教室なんか通えない、という場合は通信講座がオススメです。

最近は習い事ブームで、通信講座の質もかなり高くなっています。

通信講座のいいところは、できる範囲で頑張れるということです。もちろん真剣にやればレベルはアップするし、添削があるものを選べば通学しているのとほぼ変わりません。

通信講座の一覧を見てみると、通学では学べない色々な書体の講座があったので、私も早速資料を取り寄せてみました。








手紙などを書く場合の筆文字は、けっこう人気の講座です。

DVDが付いているので、筆を動かすスピードや文字を書くときのテンポ身に付きます。



スピード上達の決め手は『美文字のリズム』が大事だと解説しています。勉強方法としては、DVDを見てからテキストに取り組み、1日20分の練習だけで添削もしてもらえるものです。


以下、教材の特徴を詳しく書いていきます。

・オリジナルバインダーが付いて整理整頓しやすくなっています。

・テキストの内容の一部が載っているので説明しますが、一文字づつの練習テキストには文字の角度や長さなどの書き方が詳しく解説してあります。

・年賀状の書き方のテキストには、全体のバランスの取り方や強くゆっくり、丸みをつけて、だく点の位置など細かく記載してあります。

・暑中見舞いのテキストは行書の練習です。

・行書とは流れるように続けて書く文字のことで、手紙を書かれる方は憧れの文字です。

・教材は55段階にステップアップしていくもので、DVDが付いて添削もしてもらえるならお得かも知れません。

・学習期間は5か月になっていますが、受講保証期間は12か月なので、この期間内に終われば問題ないということですね。

・価格は一括払いなら29,000円、月々なら1,200×24回なので12ヶ月で完了すると、月々2400 円になりますね。



②の講座は賞状技法士養成講座です。

DVD付で、12ヶ月の授業内容ですが、無料保証期間はプラス6ヶ月付いています。

・受講料は一括払いなら74,250円、月々は6回、12回、15回の分割があり、12回なら6,800円になります。

・終了時に級位検定試験を希望すると10,800円で受けられるようです。つまり、この団体の級位認定書がもらえるということですね。

・テキストの内容は各種賞状の書き方、胸章、挨拶状、のし、宛名などの書き方になっています。

・添削も10回あり、電話・FAX相談も付いています。これは珍しいですし、直接先生と話し説明を受けるのはわかりやすいですね。

・教材の中には、専用筆2本、墨、硯、レイアウト用紙、鉛筆、消しゴム、水差し、書道箱が付いています。その他のプレゼントで特別な小筆1本プレゼントになっています。

・受講終了後の仕事の斡旋もあるようです。

本部受注センターに人材登録しておけば、毛筆賞状の仕事や、デパートなどへの毛筆人材紹介、イベント会場の表彰式揮毫(きごう)、カルチャーセンター、シルバーセンター、公民館などで開催される養成講習会の講師などの紹介が受けられるということです。


③の講座は新・書道入門です。




・DVD付の入門編で6ヶ月のコースですが、無料延長期間6ヶ月付いています。

・半紙に4字熟語を書き、添削された内容が載っていますが、一文字づつ丁寧に説明されています。

・3回目の提出はかな文字の四字書きを小筆で書く内容ですので、珍しいと思いました。

・4回目は行書に進んでいますが、この講座は書道入門から始まって、ステップアップするコースがあり、中級、上級に進む事ができます。

・中級では、行書もかなり高度な教材になっています。

書道入門以外は古典を学ぶ教材ですので、オススメだと思います。

・授業料は書道入門で26,740円、次のステップへ進む場合は実力がつく書道で22,110円、次のステップが書道中級で22,110円、最後に書道上級で25,200円です。

・各ステップの期限が6ヶ月で、無料延長期間も6ヶ月付いています。

・全てを受講すると、2年で古典まで学べる事になります。

・セット内容は、テキスト、添削ノート、半紙セット、DVDの他にプレザントで大筆、小筆、下敷き、墨汁、筆置きが付いてきます。


この他にも通信講座には色々な教材がありますので、全ての資料を取り寄せてじっくり検討することをオススメします。

このような講座は5ヶ月~12ヶ月と短期なものが多いので、色々やってみるのも良いのではないでしょうか。

同時に古典を学べば、通学よりも多くを学べて授業料も安くてすみます。

通信講座の資料を取り寄せてみたいと思う方は、「ケイコとマナブ通信講座.net」からが便利です。

もちろん資料請求は無料です。


じっさいのスクールや教室に通いたいという方は、「資格と仕事.net」から資料請求する方法が1番便利で早い調べ方です。

もちろんこれも資料請求は無料です。



開塾できるまでの期間はどのくらいか

書道を習い始めてから、自分で教室を開くまでどのくらいの期間を考えていればいいのでしょうか?

極端な話なのですが、書道は師範の資格がなくても開塾はできます。例えば学び始めて3年経って師範はもらえてない状態でも、書道の知識があり、お手本も問題なく書けるのであれば開塾できます。

どこかの機関に登録するというものではないのです。

その後に師範の資格を取得し、流派ごとのカリキュラムがある場合はそのカリキュラムに沿って教えていけばいいことです。

開塾までの期間とは、書道を学ぶ過程での本人の習得の早さと、教える自身はいつ身につくかということできまります。

数ヶ月後というのは無理だとしても、頑張れば1年後に開塾することもできます。実際に私がそうでした。


開塾する場所を探す

書道教室を開くにあたって難しい問題の一つが、教室の場所をどこにするか? ということです。

ほとんどの方が自宅の一室を教室にしていますが、マンションの一室だととても狭い場合があります。

せっかく集まった生徒を人数制限しなければならないとか、毎日休みなく授業をしなければならないのでは、短時間で高収入の意味がなくなります。

それすらもできない程の狭さなら、自宅で開塾は難しいですね。

私の友人は、市が管理しているコミュニティーセンターを借りて指導をしていますが、とても広く低価格で借りることができると言ってます。



公民館などは営利目的(月謝が発生する)だと、借りることができません。

とにかく最初は設備にお金がかからない方法を探して、生徒数が増えて安定してから賃貸などの物件をさがしましょう。

周辺地域をよく調査し、書道教室がどの辺りにあるか、そこの人気はどうか、月謝はいくらなのかなどを調べてから場所を決めましょう。

先にも言ったとおり、書道教室は口コミの力が大きく影響します。

ちなみに、子供の習字の教室で「硬筆」を教えてるところは人気教室になっています。親が望む字がキレイになってほしいという願いから人気になっているのです。

書道のイベントが人気です

教室とは違って、誰でも参加できる子供の書道のイベントは人気があります。目的は、書道に触れて楽しいと思ってもらうことです。

イベント内容は、墨を使って絵を描く、字の意味をイメージして創作するなどです。

例えば、『風』という字を創作で書きましょうと言うと、サラサラと細く流れるような字を書く子、激しい風をイメージして太く力強い字を書く子、様々です。

きれいな字を書く必要はなく、ながーい字だったり、読めないような崩れた字でもいいのです。その字の持つ意味が、イメージで伝わればいいのです。

子供達の発想は大人には考えられない自由なもので、書道の楽しさはここから教えてあげられます。


教室でも時々は自由な発想で書かせるのも良い刺激だと思います。
私もそうでしたが、自分の子供の発想に驚かされ天才!」と思ってしまう程、親も嬉しいイベントなんです。

一度そのようなイベントをさがして、参加してみるのもいいと思うのですが、なかなかやっている人が少ないですね。

なにも教室を開かなくても、このような楽しいイベントを中心に活動する師範でも良いと思います。

人はどんどん集まり、大人数を一度に短時間で教えられますし、自分にとっても良い勉強になります。

この画像を見てください。

長く書道を習っている11歳の子の展覧会用の作品です。



子供でもこんな素晴らしい作品が書けるようになるんですね。


まとめ

書道は趣味を仕事にできる素晴らしい習い事だと思います。

花嫁修業のつもりで始めてみるのも良いですし、仕事をしながら新しいことにチャレンジするのも夢が広がります。

自分が年を取ってもずっと続けられる仕事って中々無いものです。

書道はやればやるほど奥が深く、やりがいがありますし、展覧会も多数あるので実力を測ることができます。

数ある習い事の中で書道をオススメするのは、実際に自分が体験したことですし、今でも楽しく教えていて生き甲斐になっています。

想いは通じるもので、生徒も毎月増えていますし数々の賞を取っています。

今から教室に通い始めて、1~2年くらい経った頃には開塾も夢ではないので、すぐに始めてみたらどうでしょう。1~2年なんて案外あっと言う間だと思います。



書道教室を開くことは最終目標で、まずは書道を習うところから・・・と思う方は、「資格と仕事.net」を見てみましょう。

「文字を書く習い事」関連でも様々な講座があります。

資料自体もとてもわかりやすく、資料請求自体は無料なので、色々な内容のものを数多く取り寄せ、興味あるものから比べてみてください。

「400以上の資格」・・・ってスゴイです。資料を見ているだけでもなんでも資格を取れそうな気になります。


0 件のコメント:

コメントを投稿